今回搭載された新機能は 100 番台の中間レスポンスの送信に対応した点です。
たとえば以下のような感じで 103 Early Hints レスポンスを送信することで、アプリケーションでリクエストを処理する前に、HTTP/2 リバースプロキシに関連アセットのプッシュの開始を指示することができます注。
sub { my $env = shift; $env["psgix.informational"}->(103, [ 'link' => '; rel=preload' ]); my $resp = ... application logic ... $resp; }
Early Hints は、現在 IETF の HTTP WG で Call for Adoption を迎えている段階ですが、H2O version 2.1-beta のほか、nghttpx、Apache HTTP Server の HTTP/2 実装である mod_h2 の trunk などが既に対応しています。
注: HTTP クライアントによっては中間レスポンスの処理にバグを抱えている可能性があるため、Early Hints の使用はリバースプロキシを挟んでいる場合に限ることを現時点ではおすすめします。